Binanceも狙われている!取引所のハッキング被害を調べてみた
仮想通貨取引所のハッキング被害と言えば、2014年3月7日に起こったマウントゴックス事件が有名ですよね。
この事件は、いまだ原因が明確になっていなくて、ハッカーによるハッキングだとか、はたまたマウントゴックス社の社長が盗んだとも言われています。
いずれにしろ当時は、ビットコインを他の安全なところに保管しておくという考えがなかったので、みんなマウントゴックスに大量のビットコインを預けていたのです。
それが、当時の額にして100億円以上ものビットコインが、何者かによって盗まれてしまったわけです。
盗まれたビットコインは戻ってきません。
当然、マウントゴックス取引所は閉鎖しました。
最近でも、取引所のハッキング被害は続いています。
2017年7月
Bithumb(ビッサム)という韓国の大手取引所が、1億円分の仮想通貨が盗まれたことを報告しました。
これはBithumbの社員が使っているパソコンに侵入し、そこから登録者の個人情報を抜き取るという手口でした。
2段階認証をしていないと、登録者のIDとパスワードがわかれば簡単に仮想通貨を移動することができてしまうのです。
また同じ月に、ウクライナの仮想通貨取引所liqui(リクイ)というところが、3.5BTC盗まれたという報告がありました。
これは、一部、内部の犯行ということも言われていて、犯人となる人間はハッカーだけではないということを思い知らされましたね
2017年9月
EtherDelta(イーサーデルタ)という取引所がハッキング被害を報告しています。
額にして数千ドルほど盗まれたと言っています。
2017年12月
Nice Hash(ナイスハッシュ)というマイニングサービスを行う会社が、73億円ほどのビットコインがハッカーによって盗まれたことを報告しています。
この他にも、表ざたになっていないハッキング被害はたくさんあるでしょう。
こうしてみると、有名な取引所がハッキングされていることなどから、いくら有名だとしても、完全に信用してはいけないということです。
特にBinanceのような世界的に注目されている取引所は、狙われやすいわけです。
また、ハッカーだけでなく内部にそういう人間がいたら、どうにもならないのが現状です。
たぶん、今あなたはBinanceは大丈夫でしょ、なんて軽く考えているかもしれません。
でも、このような過去の事例をみると、Binanceがハッキングされる可能性は多いにありえるわけです。
2018年になって、ますます仮想通貨が加熱していく中、このようなハッカーによるハッキング被害や、仮想通貨に関連した詐欺行為は増えていくでしょう。
そのときのために最小限の被害で済むよう、外部ウォレットの利用などリスク対策を行なっておくことをおすすめします。
資産を失ってからでは遅いのです。